コーヒーショップがオープンしたり、串かつ店が新たに出来るなど、新しいお店が増えてきた河内小阪駅周辺。
今日は、河内小阪駅北側のメルシィ街にオープンしたお店を紹介します。
河内小阪駅を北に徒歩2分。12月8日にオープンしたそのお店は、制服販売店「大垣衣料」のとなりに位置するイタリアン食堂「Aragosta(アラゴスタ)」。
「店名の由来は、イタリア語で伊勢海老っていう意味なんです」と出迎えてくれたのは店長の戎谷(えびすだに)さんと奥さん。高校で知り合い夫婦になったそう。いつも2人で営業されています。イタリアンと聞くとお高いイメージがありますが、ここではリーズナブルに楽しむことができます。
店内はカウンターのみ。BGMは2000年代のヒットチャートの曲や、戎谷さんがチョイスした曲が流れています。1人で来ても落ち着いて食事ができます。
ぼく自身初来店で、気になるメニュー名が多くて迷ってしまいます。そこでまず頼んだのは前菜盛り(1382円) 。一品の盛り合わせで、いろいろなメニューが一度に楽しめるのです。
バジルやソースなどで、イタリアンに色づけられた前菜。
前菜盛りで特に気にいったのが、白ワインで煮込んだレーズンバター。バゲットはカリカリで、レーズンバターを乗せると、程よくしっとりします。ほのかに香る白ワインが大人の食べ物という印象で、食感も楽しい。
続いて注文したのが、「ソーセージ」(2本で518円)。この日は週ひが3人で伺ったため、通常は2本のところを3本にしてもらいました。
外はパリッと。上にはピリ辛のパプリカパウダーがかかっており、これがいいアクセントに。編集長とミホロボット先輩が同席していたにもかかわらず、全部1人で食べてしまいそうでした。
ここでメインディッシュ。アラゴスタの由来となっている伊勢海老を食べずに帰るわけにはいきません。
「伊勢エビと鮮魚のアクアパッツァ下さい」とお願いすると、出てきたのがこちら。
豪華な見た目に、ズシンと重みを感じる重量。一人で持つと手が震えてしまうほど。
初めて食べるアクアパッツアに、週ひがは口を揃えて「これ、正月料理やん」と驚きを隠せませんでした。
どれから食べるか迷いながらも、まずは伊勢海老。
こ、これはうまい。身がしっかりしていて、噛むごとにエビから濃厚なエキスが溢れてくる。
続いて鯛。箸を入れると今にも崩れそうなくらい柔らかく、魚介の出汁がよりおいしさを引き立てます。
これぞ贅沢。アラゴスタで必ず食べておきたい料理です。
すると店長さんが「スープを残しておいてもらえたらパスタにできますよ」と。
伊勢海老と鯛、そしてアサリのエキスが入ったスープでパスタ!?
「そんなのおいしいに決まってる」と、もちろん注文。
お腹はいっぱいになっていましたが、魚介とカラスミ、青ねぎの香りがさらに食欲をかきたてます。こってりしているように見えて、魚介のあっさりしたスープ。パスタにスープが絡み、食べだすともう止まりません。締めに最適です。
伊勢海老を最後まで楽しませてくれるアラゴスタ、最高です。
ここまででも十分満足ですが、実はランチもやっています。
ランチメニューは、カレーライスとパスタ。
お肉と野菜がゴロッと入っていて、フォトジェニックなカレーランチです。
パスタランチにはなんと、豪華な前菜盛りがついてきます。これだけでもお腹いっぱいになっちゃいそう。
以前は天満の飲食店で働いていた戎谷さん。独立してお店を出すのは初めてで、「まだ慣れないことも多いです」と話してくれます。
しかし、厨房に立つ姿からはそんなことを一切感じさせないものがありました。
お客さんと話す時は常に笑顔。忙しい時でもお客さんに声をかけられたら応えるところ。料理をつくる時は、一つ一つ丁寧に盛りつけているところ。地元徳島の食材にこだわって提供しているところ。ここに料理人魂を感じます。
また、出身は徳島という戎谷さん。「小阪に来たのも初めてで」と知らない土地でお店を出されたそうです。独立してお店を出すなら、もちろん地元など知っている場所のほうが出店しやすいはず。しかし、お店に立つ姿から「ここで勝負していこう」という強い思いが伝わってきます。早くも常連さんで賑わう店内。「またアラゴスタへ来たい」と、お店と戎谷さんから感じるからでしょう。
メルシィ街の拡幅工事は進んでいるものの、まだ北向きの一方通行。対面通行になればより一層盛り上がりそうです。
これからのメルシィ街を語るには、アラゴスタは外せない!
■アラゴスタ
住所:東大阪市小阪1-3-15
営業時間:ランチ 11:45 ~ なくなり次第終了 ディナー 18:00 ~ 23:30
定休日:月曜日
TEL:06-6224-7673
Instagram:aragosta1208
駐車場:近くのコインパーキングへ
アクセス:河内小阪駅から北に徒歩2分
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