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- 近鉄ライナーズを楽しむための一歩進んだ予備知識1
近鉄ライナーズは、15日午後にトップチャレンジリーグ第1節のメンバーを発表しました。
日本代表のワールドカップでの活躍で、一躍ときの人になったトンプソンルークは4番でスタメン。夏に獲得を発表したクーパーも本職の10番で名を連ね、相棒であるオーストラリア代表のゲニアもリザーブでメンバー入り。ワールドカップ前に世界のラグビーファンに衝撃を与えたマシレワがXファクターとして控え、スーパールーキー菅原とライナーズの頭脳野中など若手も台頭。現時点で日本で1番豪華ではないかと思えるメンバーを揃えてシーズンインになります。
しかし、ライナーズが今季戦うのは2部にあたるリーグ。2017年のシーズンで最下位となり、昨年度は1年での復帰に失敗しました。そんな経緯があってのきらびやかな補強。トップチャレンジリーグを勝ち抜いてトップリーグ復帰を…
と言いたいところですが、今季はトップリーグとの入替はありません。ワールドカップ開催のため、トップリーグが1月から開催されるなど変則すぎる日程であることと、2021年をめどにした新リーグの設立のため、来季のリーグレギュレーションがハッキリしません。
なので、今季は昇格とかなし。うわさでは新リーグへの順位決定リーグとかプロリーグ参戦表明をしたらまた違うシーズンを戦うとか、とにかく今は決まってない。
トンプソン、ゲニア、クーパーはいなかったものの、トップリーグのチームを次々と撃破した春のトップリーグカップは本当に楽しかったなあ。
んじゃ、なかなかモチベーションの上がらないシーズンを過ごすのかといえばさにあらず。ライナーズはそんなに立派なチームじゃない。若手が育ってきたのと補強と、マネジメントが今合致しているだけで、元々はすぐに「調子こいてまう」悪癖を持つチーム。
トップリーグで7位に躍進した2年後にトップリーグから降格したり、トップチャレンジの前半戦を無類の強さで走っていたのに1回の負けでボロボロになって昇格を逃したり。
練習試合では、いいところを見せようとした結果、今までやってきたいい部分は全く見えずに試合後半に4連続トライを奪われて逆転負け。
まだまだ弱いライナーズを成長させるために、たくさんのファンの皆さんの熱くて厳しい目が必要なのです。
ということで、週刊ひがしおおさか編集長前田。長々と前振りをしましたが、明日のライナーズの注目ポイントを上げてみましょう。
1.ガマンして攻め続けられるか
春シーズンにライナーズが強かったのは、相手にディフェンスされても根気強く継続して、相手のほころびを誘発できたから。
マシレワのようなトライゲッターがいながら、ロロのような突破役がいながら、彼らが確実に前に進める穴を全員で作れたから。15人が1つの生物のように動き攻撃する。それをライナーズはリンケージアタックと呼んで、強みの一つにしていました。
だから、ここの選手が状況を打破しようとしだしたら要注意!
2.菅原貴人
今年帝京大学からライナーズにやってきたルーキー。新人離れした力強さで、春シーズンのMVP。特に広島で行われたリコー戦では、相手のディフェンスを打ち砕くアタックを幾度となく見せて2トライ。
マンオブザマッチを獲得できなかったものの、後日マシレワから「本当のMOMは菅原だから」と、記念の盾を譲り受けたほど。
あれから4か月、どれほど成長しているのか。コンタクトに勝つ菅原に注目!
3.スクラムの強さ
ここ数年、少なくないリソースを使って強化してきたライナーズのスクラム。春のカップ戦では、神戸製鋼やNECに対しても優位に立って試合の主導権を握りました。スクラムでどれくらいペナルティを得ることができるのか。その中でも、鍵を握るのが1番の山口知貴の働き。
組み勝つ要因は素人にはわかりませんが、彼が調子の良い時には肩から光が見えてくる。
山口知貴の肩に大注目!
4.マシレワのパフォーマンス
春にサンウルブズに参加して、名を上げたのがセミシ・マシレワ。試合会場で子供たちに話を聞けば、そのほとんどが「マシレワが好き」と口にするほどです。
彼の魅力は予測のつかないランと柔らかいステップ。調子に乗れば、世界で誰も止められないでしょう。
そしてトライ後に芸人の「江頭2:50」を真似たパフォーマンス!
より多くマシレワのトライ後パフォーマンスを見るために、マシレワにチャンスボールを回そう。
いいプレーには、拍手を。よくないプレーには叱咤激励を。
ライナーズが日本一のチームになるために、皆さまご協力をよろしくお願いします。
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