週ひがの好きな本をただ紹介する02 愛するということ エーリッヒ・フロム

   

自分が好きな本を7日間1冊ずつ紹介する「ブックカバーチャレンジ」。今回はミホロボットの番です。

地震が来たら本の雪崩で確実に死ぬ「本部屋」が存在する我が家。
そんな本まみれの私が、穴があくほど何度も読み返した1冊がこちら。

「愛するということ」。
ストレート!シンプル!
直球ど真ん中のむずがゆいタイトルの通り、「人を愛するとはこういうことさ」と読み手に語りかける内容です。
初版は1956年発行のロングセラー。多くの国でベストセラーにもなりました。Eテレの「100分de名著」でも紹介されたこともある、まさに名著。

一見敷居が高いように見えますが、英語のタイトルで一気に虜になりました。
「The Art of Loving」。
直訳すると、「愛することの技術」。
…えー!愛って技術なの⁉️むしろ愛と技術って対極にあるものの気がしますが、言い切っちゃってます。
「愛する技術を学んでいくことが大切」という一点突破で話は進んでいきます。

本との出会いは大学3年生のとき。ゼミの課題で原著を翻訳しました。
そこまで難解な文章ではなかったものの、キーになる「Art」の訳し方が曲者で、当時恋愛についてはお花畑脳だった私はなかなか苦労しました。
アート…芸術…そうか、愛は芸術。「愛することの芸術」や!
と、まったく見当違いに翻訳し、教授から「おいおい大丈夫かよ」と言われたことを覚えています。

人を愛するって直感とかフィーリングだよね!と、人生経験のない答えしかできない、真っ青だった自分。著者のエーリッヒ・フロムからゲンコツをくらったような気がしました。
「魂と魂でぶつからないと愛は習得できないぜ」って言うんです、フロムが。
松岡修造みたいなこと言うなよーとも思いましたが、確かにそうだ。本気で愛したいなら、本気で学ぶしかない。
そうそう、よく本は著者と読者の対話と言われていますが、まさにそれ。
フロムに「で、君はどう思うのかね」と聞かれ、20歳そこそこの若者が真剣に「愛ってなんなんや⁉️」と考えるきっかけになるって、すごくないですかフロム先生!

読んだだけで悟りがひらけることはありませんが、少なくとも私にとっては衝撃的な出会いになりました。
ということで、誰かを愛したい孤独なあなたも、人とうまくいかないあなたも、おすすめです。どっぷり思考の迷路に入ろうじゃありませんか。

3回目は再び前田編集長にバトンを渡します。

【ほかの本紹介はこちらから】

01 オールザットウルトラ科学 鹿野司
02 愛するということ エーリッヒ・フロム
03 山川出版社 世界史B用語集
04 誰も戦争を教えてくれなかった 古市憲寿
05 マンガは今どうなっておるのか? 夏目房之介
06 ぼくはイエローでホワイトで、ちょっぴりブルー ブレディみかこ
07 中国五千年 陳舜臣


 
編集長 前田

編集長 前田東大阪探検隊隊長・編集長

投稿者プロフィール

特定非営利活動法人週刊ひがしおおさか代表編集長兼東大阪探検隊隊長。
ふとした思いつきからはじめたWEBサイトが、13年。
これからは地域に嵐を呼びます。覚悟しろ!

好きなモノ:近鉄ライナーズ、阪神タイガース、競馬、ゲーム、プラモデル、楽でお金になる仕事。
嫌いなモノ:愛、本物

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