台湾から防護服とマスクが贈られる 近畿大OBの前総会長が橋渡し
- 2020/5/28
- 暮らし, 荒本駅
- 世界台湾同郷連合総会, 台北駐大阪経済文化弁事処, 日本分会
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新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、医療現場で不足している防護服やマスク。
最近は企業だけでなく、スポーツチームなども地方公共団体に寄贈するニュースを見かけます。
東大阪市には、大阪バス株式会社や東大阪東ロータリークラブからの寄贈がありました。
そんな中、5月27日になんと台湾から防護服300着とマスク2000枚の支援が。
東大阪市役所で、寄贈式と感謝状の贈呈式が行われました。
台湾出身で海外で暮らす人が参加できる会に、世界台湾同郷連合総会(※1)があります。
(※1)世界台湾同郷連合総会とは・・・異国の地にいるが、その地域に住む台湾人同士の交流会のようなもの。
日本に在住している人は日本分会に入会。
同会会長の川野榮子氏は、医療製品などを生産する台湾BioBXバイオテクノロジー産業グループの日本の代理人を務めます。
アジア圏の連合総会の前総会長・李忠儒(リ ショウユウ)氏は近畿大学出身。長瀬に住んでいたことがあり、東大阪に思い入れがありました。
「日本のため、東大阪のために貢献したい」と李前総会長と川野会長が相談し、今回の寄贈が実現しました。
また大阪には、台湾人に旅券や渡航ビザなどの発給、保護支援などを行う台北駐大阪経済文化弁事処があります。
川野会長によると、日本でまつりやイベントをするときは弁事処の方を招待するそう。寄贈式があるということで、処長の李世丙(リ セイヘイ)氏も立ち会いました。
最後に李前総会長は、「大変なときなので、少しでも足しにしてもらえたら」と。
自分が育った環境で困っている人たちがいるから助ける。李前総会長の男気を感じた取材でした。
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