10月3日(月)は朝から市役所取材。今日から始まるNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」の初回放送をパブリックビューイングするというものです。でも、広く告知しちゃうと混乱を招くかもと情報解禁は10時。しかし、キャストの参加はなし。
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東大阪市さんが一番舞い上がってます!
こんな○丁目の夕日テイストなポスターを作って、公共放送の伝統的コンテンツにあざとさを隠さずに乗っかる気満々。
よく見ると、ちょいちょい知ってる人が載っています。ライナーズからは河村謙尚選手かな?のぼりまで登場すると、普段どこに掲示されるのかが気になってきます。
「パブリックとは」という疑問が沸かなくもないイベントですが、マスコミ向けと解釈して取材開始です。
野田義和東大阪市長登場です。
「昨日の記事読んだけど仕事忙しいの?」
いえ、暇なんでお仕事ください。え?プロポーザル?んまあ、そうですよね負け続けるうちが悪いのです。
司会の職員さんをサポートするのは、我らがトライくん先輩(右)と舞い上がれ!のもうひとつの舞台である、長崎県五島市のゆるキャラ「つばきねこ」です。つばき油が名産だからだそう。
野田市長はあいさつの中で
「花園オールドボーイが放映された時に、いつか朝ドラの舞台にと思っていた。」
と話します。
8時とともに、集まったみんな(非公開だけど120人参加)で視聴。朝ドラのお約束、主人公の子供時代からスタートです。三ノ瀬小学校やトライくんの看板が映り込んだりと、東大阪濃度が高い見どころたっぷりの放送でした。
放送後にはNHKさんが、とても便利な「NHKプラス」について宣伝。放送と同時視聴ができて、1週間のアーカイブも使える便利なサービスです。
受信料を支払っている人であればどなたでも利用いただけます。
続いて、東大阪市とトライくんからのお知らせ。
「先日トライくんは30歳と発言したら、子どもたちから『トライくんは子どもやろ』と指摘を受けた」とリップサービスを炸裂させる野田市長。ということで、トライくん誕生30周年企画のご案内です。
1.トライくんと東大阪をテーマとした4コマ漫画コンテストの開催
審査員長は、東大阪市出身のマンガ家タナカカツキさん。
※サウナブームのきっかけとなった「サ道」の作者。「ととのう」で有名。
特別にタナカカツキさんからととのうトライくんイラストが。
2.魅力PRラッピングポスト
市内3ヶ所に東大阪色たっぷりのポストが設置されます。
3.オリジナルフレーム切手「トライくん祝!デビュー30周年」の発売
写真は「舞い上がってしもてるポーズ」をリクエストしたもの。
さて、舞いあがれ!に話を戻しましょう。
10月3日(月)より市役所22階展望ロビー南側でNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」展が開催。
ドラマの見どころや相関図などを紹介したパネル。出演者の等身大パネル、ヒロイン・福原遥さんのサイン色紙などを展示します。
野田市長も見学されてたので、ハイチーズ。
飛び出し坊やトライくんを発見。これもドラマに登場するのかな。
本来、東大阪市は行政機関。NHKは公共放送とは言え民間組織です。
行政が民間の作ったコンテンツをPRすることに整合性が問われてもおかしくないはず。
でもそこは東大阪らしく、便乗しながらメディアに露出する泥臭さは評価されるべき点です。
「そんなこと言っても、みんな東大阪好きだよね?」で押し切る姿、いろんなところで見てきました。
便乗する一連の企画は、外郭団体である「東大阪ツーリズム振興機構」が5月に募集した
「ドラマ放映を活かした「モノづくりのまち東大阪」観光ブランディング事業業務」
の一環だと推測されます。
公募総額6300万円、優先交渉事業者は「株式会社博報堂関西支社」。超大手の広告代理店が引き受ける予算規模は、東大阪市がブランディングに並々ならぬ覚悟を持っている証拠。
ひったくり件数とか、赤字財政とか、イメージそんなに良くないでしょ東大阪って。
現状はそんなの過去の話だけど、今もその印象のまま東大阪市に接している人も多いのが現実です。
50万人(実際には約48万人)の中核市として、市名を売る必然性はない現状の中、国民的コンテンツへの便乗がどんな形でランディングするのか。認知の次に来る、ブランドイメージ向上につながるのか。ドラマと同じく、展開を注視していきましょう。
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