前節の開幕戦でクリアソン新宿に3-1で快勝したFC大阪。3月20日(日)、アウェイ・武蔵野市立武蔵野陸上競技場にて東京武蔵野ユナイテッドFC(以下、武蔵野)と対戦しました。

昨シーズンはアウェイで3-3、ホームでは0-2で負けた相手。今シーズンこそは勝利をと期待がかかりましたが、結果は1-3で敗北。連勝で勢いに乗りたいところでしたが、完敗となりました。

FC大阪のスターティングイレブン。

前半は風下の状況で、前半15分に先制点を許してしまいます。

前節では、先制されても自分たちのペースでゲーム運びをして逆転勝利を収めましたが、この試合は特に失点後から前半終了まではほとんど相手のペース。ゴール前まで攻め込む場面が少なく、得点が生まれる気配がありません。
また、敗因の1つにファールの多さが挙げられます。相手陣内に攻め込んでもミスからボールを奪われ、ファールをして相手ボールに。自らチャンスを潰してしまいました。

「後半は風上にもなるので、流れを変えようと思った」とFC大阪の塚原真也監督。後半開始からDF舘野俊祐、MF日髙慶太、MF禹相皓を投入。

昨シーズンの途中まで武蔵野に所属していた日高。

すると徐々に攻撃にリズムが生まれ、次に試合が動いたのは後半5分でした。
中盤でパスをつなぎMF久保吏久斗がセンタリング。このボールをFWルイス・フェルナンドがなんとオーバーヘッド。これが決まって、1-1の同点に追いつきます。

ルイスは2試合連続ゴール。少し見切れてしまったので、上からのアングルでも。

これで勢いが出てきたFC大阪は、前半のシュートが4本だったのに対し、後半だけで10本とゴールに迫る場面が増えていきます。追加点が奪えそうな雰囲気に。
ところが後半26分でした。自陣のペナルティエリア内で相手選手を倒してしまい、PKを与えてしまいます。これを冷静に決めれてしまい、再びリードを許す形に。

1-2となり得点が欲しいFC大阪は、前のめりに攻撃に出ますが追加点が奪えず。逆に後半37分にミスから失点し、結局1-3で敗れました。

武蔵野は昨シーズンまでは守備に重きを置き、点を取ったら守りにいくスタイルでした。しかし、今シーズンから監督が変わり攻撃的なサッカーに。FC大阪が今シーズン目指すサッカーを相手にされてしまった印象でした。
試合終了後、塚原監督は「失点も減らさないといけないですが、それ以上に1点しか取れなかったのが痛いですね」と振り返ります。今シーズンのFC大阪は、「失点の2倍以上得点を取る」と掲げているので、1点では物足りないでしょう。ただ、まだ始まったばかり。修正する時間はたっぷりあるので、ここから連勝街道を築いてくれることを期待します。

試合終了後、客席にあいさつする選手たち。

次節は3月26日(土)、ホーム・服部緑地陸上競技場にてホンダロックSCと対戦。近年のFC大阪は、負けてしまうと連敗する傾向にあるので、この1週間で切り替えて、ホームで再び勝利を挙げてくれ。頼むぞ！

この試合の公式記録はこちら。