東大阪市にホームタウンを置き、J3リーグ参入を目指すJFL(日本フットボールリーグ)所属のFC大阪。3月13日(日)第4節が行われ、FC大阪はアウェイ・ユアテックスタジアム仙台にてソニー仙台FCと対戦しました。結果は2-0で勝利！

通称ユアスタ。J2ベガルタ仙台のホームグラウンド。

ソニー仙台FCは毎年のように4位以内に入る強敵。FC大阪はしばらく勝てていない相手でしたが、昨シーズン3年ぶりに白星を挙げ、今シーズンもアウェイで勝利を挙げました。

この試合では副キャプテンの日髙慶太がゲームキャプテンを務めました。

「ボールの主導権をうちが握り、ゲームを作りたかったんです」と塚原真也監督。
その言葉通り、多くの時間FC大阪がボールを持ち、ゴール前まで攻め込む場面を作ります。しかし相手GKのナイスセーブもあり、なかなか得点が奪えません。

一方のソニー仙台FCは、華麗なパス回しで攻め込んできます。FC大阪のボールを奪ってカウンター。素早いパス回しで一気にゴール前へというシーンが多くありました。

ホッケー梶間がこの試合のMVPを挙げるなら、GKの永井建成。

今シーズンのFC大阪の守護神。

ソニー仙台FCに何度もゴール前にセンタリングを上げられたり、スルーパスを通されましたが、前に飛び出してしっかりキャッチ。シュートを打たせませんでした。その結果、ソニー仙台FCのシュートは前後半通して1本のみ。

「第2節までに4失点してしまいました。そこから何度もゴール前の動きを練習。試合勘やチームにもだいぶ慣れてきました」と永井。
昨シーズンまでは同じく大阪からJリーグ入りを目指すFCティアモ枚方に所属していました。今シーズン、ここまで全試合でゴールを守っています。

0-0で迎えた後半17分。ホッケー梶間が今シーズン激推ししているFWエフライン・リンタロウがついに登場。
前線でのボールキープやドリブルでチャンスを作り、よりゴール前へ攻め込む場面が増えていきます。

鈴鹿ポイントゲッターズから今シーズン加入した、エフライン・リンタロウ。3シーズン前のJFL得点王で、10番を背負います。

試合が動いたのは後半33分でした。
自陣からロングパスでFW久保吏久斗へ。久保がゴール前にセンタリングを上げると、このボールに途中出場のFW今村優介がヘディングシュート。これがゴール左隅に決まって、先制点を挙げます。

上からの映像はこちら↓

さらに攻め続けるFC大阪は試合終了間際の後半42分。ペナルティエリア内でパスしたボールが相手選手の手に当たりPKを獲得。
これをリンタロウが落ち着いて右隅に決めてリードを広げます。

上からのアングルはこちら↓

その後はボールキープするなど時間を使い、2-0で試合終了。強敵・ソニー仙台FCから勝点3を奪いました。
今日の試合は、DFでしっかり守って得点を挙げるという理想的な試合運び。3節までを終えて1勝1分1敗と思うような結果が出ていなかっただけに、明るい兆しと言えるでしょう。

さて次節は4月9日(土)、ホーム・服部緑地陸上競技場でFCティアモ枚方と対戦します(13:00K.O.)。昨シーズンのリーグ戦では2分と勝てなかった相手。今シーズンこそは、FCティアモ枚方から勝利を！

この試合の公式記録はこちら。