東大阪コーヒー界の老舗企業「田代珈琲」。スペシャルティコーヒーの製造販売などコーヒー専門の総合企業として有名ですが、今回ご紹介するのはコーヒーを使ったソフトクリームです。
これは徹底的に取材しなければ…！と期待に胸を膨らまし、直売店「TASHIRO COFFEE STATION1」のある東大阪市・俊徳道へ行ってきました。

コーヒーソフト「マデューロ」店頭販売のみ・400円(税抜)

近鉄大阪線/JRおおさか東線 俊徳道駅から南へ徒歩1分の「田代珈琲」。直営店が隣接。

■大人のコーヒーソフト「マデューロ」
ココアワッフルコーン、薄茶色のソフトクリーム、コーヒー粉…三拍子そろったコーヒーソフトクリームの名前は「マデューロ」(400円・税抜)。スペイン語で「完熟した、大人の」という意味です。
深めにローストされた豆「エスプレッソプラス」を使用。コクのある風味が口いっぱいに広がります。

ミルクとエスプレッソの共演。一言で言うと、ものすごくおいしい。

3年ほど前から店頭販売を開始。「季節に関係なく召し上がる方が多いです。特に少し涼しくなった頃によく出ますね」と店長の岩田さんは話します。
どれくらい人気かというと、Google検索で「田代珈琲」と入力すると、「ソフトクリーム」と予測変換が出てくるほど。

左から、マネージャーの桝屋さんと、店長の岩田さん。

■あなたは「コーヒーベルト」を知っているか？
大人気の「マデューロ」ですが、その美味しさは厳選された豆があってのこと。
今年で創業82年を迎える「田代珈琲」は、冒頭でも述べた通り、スペシャルティコーヒーの専門店。コーヒー店やカフェへの卸、店頭販売、コーヒーセミナーまでを行う「コーヒーのスペシャリスト」です。

店頭で飲めるコーヒーは「カップオブエクセレンス」(コーヒーの国際品評会)で評価されたものや、それに順ずるハイレベルなものばかり。

ケニアやインドネシア、グアテマラなど赤道付近の生産地＝コーヒーベルトを中心に約13カ国。世界各地のコーヒーを取り扱っています。現地の農園へ出向き、直接取引をすることも。
「ただの飲み物ではなく、生産者の思いを乗せて消費者へ届けたいんです。」と岩田店長は語ります。

オーストラリア、カナダのカフェで修行し、バリスタの資格をもつ岩田店長。

さらに情熱を感じるのは、公式サイトに設けられた「焙煎カレンダー」。一秒単位で焙煎時間を確認できるシステムになっており、鮮度抜群のコーヒーを注文することができるのです。
ベストな品質の豆を、妥協せず提供する。ストイックとはこのことです。

店内に5台設置されている焙煎機。豆は店頭、オンラインストアにて販売。

■コーヒーの淹れ方までこだわる
さて、最後にコーヒーをいただきましょう。店頭販売のコーヒーはどれでも400円。黒板メニューに書かれた「今日のコーヒー」の中から選びます。
淹れ方はドリップ、プレス、エアロプレスの3種類。中でもエアロプレスは、注射器のように圧力をかけて抽出するので、濃くまろやかな風味が楽しめます。淹れ方で味が変わるって面白い！

おなじみドリップ。お湯を注ぐと、モコモコっと膨らみます。

淹れ方はお好みで。左はプレス、真ん中・右はエアロプレス。こんな道具があったのか。

■11月に直営2号店オープン。さらなる進化へ
コーヒー文化の第一線を走り続ける「田代珈琲」。11月下旬〜12月上旬に直営2号店「TASHIRO COFFEE STATION2」が城東区にオープン予定です。詳しくは田代珈琲Facebookページで随時お知らせとのこと。「人が集う場所を作り、コーヒーを知ってもらいたい」との思いから、「STATION」がキーワード。ますます進化する「田代珈琲」から目が離せません！

さあ、コーヒーを楽しもう。

■田代珈琲株式会社　TASHIRO COFFEE STATION1
住所：東大阪市永和1-25-11
TEL：0120-722-337
営業時間：平日9：00～19：00、土祝10：00～18：00
定休日：日曜
駐車場：提携パーキングあり(店舗で2000円以上お買い上げで駐車券1枚発行)
アクセス：近鉄大阪線/JRおおさか東線 俊徳道駅から南へ徒歩1分

■田代珈琲株式会社　TASHIRO COFFEE STATION2
住所：大阪府大阪市城東区東中浜9-3-36
詳細未定(田代珈琲Facebookページにて随時更新予定)

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