待っていた!待っていましたとも!
何十年も、東大阪市民が待っていたものが、今日ようやくやってきました。
3月16日(土)、JRおおさか東線の全線開業。待ち望んだ都市交通ネットワークの整備が実現したのです。
なんと東大阪市は、うれしすぎたのかなんなのか、JR河内永和駅前で全線開業記念式典を決行しちゃいました。
工事が遅れていた、放出駅から新大阪駅までが完成。
これで、東大阪市内の高井田中央駅、JR河内永和駅、JR俊徳道駅、JR長瀬駅、JR衣摺加美北駅から乗り換えなしで新大阪駅に行けるようになったのです。
式典が行われた、JR河内永和駅から新大阪駅前の所要時間は約25分。便利すぎる、新しい大阪の大動脈が誕生です。
この日の最低気温は2℃と、季節を逆戻りさせた気候。しかし、寒さに負けない市関係者や地元自治会、J:COMさん、東大阪経済新聞さんなどが特設ステージ前につどいます。
開会は12時30分から。関係者からのあいさつで始まりす。
「平成20年には久宝寺駅-放出駅間が開業。そして今日、より一層花園ラグビー場はじめ東大阪市内へのアクセスが良くなる。」と語るのは、野田義和東大阪市長。
今年のラグビーワールドカップだけでなく、先を見据えても今回の開通は大きい。IRが(たぶん)夢洲にあらわれ、2025年には万博も開催される。
さらに2029年にはモノレールが開通し、利便性はさらに向上するのです。
「東大阪市は都市間競争のスピードを加速させることができる。」
という、野田市長の言葉も誇大表現ではありません。
新幹線の「大阪市内」の区間に、東大阪市内の5駅も含まれるため、追加運賃無しで東大阪まで来ることができます。
続けて東大阪市議会菱田英継議長がステージへ。「関係人口の増加を見込め、東大阪の魅力を多くの人に知っていただく機会になる」
と、東大阪市民を鼓舞するように、話します。
そして、大阪外環状鉄道株式会社野本康憲社長は「14路線と接続する大阪の新たなネットワークができた」と胸を張ります。
JRおおさか東線の計画が持ち上がったのは、1950年代。城東貨物線を旅客に転換してはという、安易な発想から生まれたものでした。
当初は、阪和線への乗り入れなどもう少し大規模なものでしたが、その後国鉄の民営化や日本経済の浮き沈みにより形を変えます。
JRおおさか東線は、都心部を通らない鉄道。キタもミナミも通らず、再開発に湧くあべの地区とも関係ありません。
しかし大阪東部が長年抱えていた、南北の移動を改善する画期的なものなのです。
東大阪市のJR河内永和駅から新大阪駅が約25分で結ばれ、野江駅(京阪)、淡路駅(阪急)など東大阪市民には馴染みがなかった街と接続し、私たちの行動範囲が格段に広がります。高槻市や寝屋川市などが通勤圏内として東大阪市民の視野に入るのです。
今後JRおおさか東線は、新大阪駅から先の地下へと工事をすすめ、2023年に北梅田駅(仮称)へとつながる予定。
大型の公共交通事業は、街のあり方も当然変えていくでしょう。
式典後、子どもたちが野田市長やトライくんと記念撮影をしていました。
この子どもたちが大人になる頃、新大阪まで30分以内に到着することが当たり前になっているでしょう。
その時、私たちはどんな街に住んでいるのでしょうか。
週刊ひがしおおさかはそれまでずっと、街を見守り続けていこうと思います。
式典後、試しに新大阪まで乗車してきました。
式典も終わったので、乗ってみることにしました。 pic.twitter.com/g1jyGsqKQQ
— 週刊ひがしおおさか(4月からラジオはじめます) (@w_higa) March 16, 2019
新大阪への電車を待つ人たち。多い。休日のおおさか東線とは思えない多さ。 pic.twitter.com/dVAgO1GPOd
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淡路駅には乗り鉄のみなさんも。 pic.twitter.com/4hkCYFNlxk
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着いてもた! pic.twitter.com/FFAlnZKTZt
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さっきまで永和におったのに、新大阪におる!おかしい!ワープや! pic.twitter.com/wsSYGkweLJ
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こんなん、ワープっすよ。
25分、乗ってたら新大阪。着いたら階段登って新幹線に乗れちゃうの。
すっげえ。
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