FC大阪 ホッケー梶間、天皇杯2回戦を応援するため仙台まで行ってきちゃいました。試合は1-4とJリーグとの差を痛感。
- 2019/7/5
- スポーツ
- FC大阪, サッカー, ベガルタ仙台, ユアテックスタジアム仙台, 天皇杯, 天皇杯JFA第99回全日本サッカー選手権大会
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2019年7月3日(水)天皇杯JFA第99回全日本サッカー選手権大会2回戦が行われ、FC大阪はアウェーでベガルタ仙台(以下、仙台)と対戦。結果は1-4と大敗でしたが、試合内容だけをみると互角と言っていいほど大健闘しました。
週刊ひがしおおさかでは、FC大阪のホームゲームはすべて、アウェーゲームも関西圏など行ける範囲で取材をしてきました。
FC大阪が所属しているのはJFL(日本フットボールリーグ)。それとは別にJリーグのチームも参加する天皇杯に大阪府代表として出場しています。
5月25日(土)には天皇杯1回戦が行われ、滋賀県代表のMIOびわこ滋賀と対戦。アウェーでの試合でしたが、2-0で勝利しました。
続く2回戦は7月3日(水)。仙台でベガルタ仙台との対戦が決まっていました。
「大好きなFC大阪の取材だから絶対に行きたい。でも仙台まで行くとお金かかるしなぁ」と思い、編集長に相談。
すると、「peachがセールしてるし、カプセルホテルに泊まったら往復1万円で行けるから、行っておいでよ!」と仙台行きを快諾してくれました。
ということで、仙台を1万円で満喫したレポート+試合のレポートをお送りします。
関西国際空港から仙台国際空港に向けてフライト。
仙台には1時間程で到着しました。
空港に着いてすぐの仙台空港駅から仙台空港アクセス線で「ユアテックスタジアム仙台」に向かいます。電車の中でFC大阪のスタッフさんとお会いし、会場まで一緒に行くことに。
大阪から2時間30分。何とか無事に会場に到着しました。
ここからは試合レポートです。
会場には平日にも関わらず、多くのベガルタ仙台サポーターが集まります。
もちろんFC大阪の応援団も。今日はフル動員で応援です。
JFLでは開幕から6試合を無敗で来ていたものの、直近では6連敗。しかし前節の鈴鹿アンリミテッドFCとの試合で、久々の勝点を手にし、連敗を6でストップさせました。
そんな中迎えた仙台戦。前半11分に失点したものの、前半44分にMF・木匠貴大の得点で同点で前半を折り返しました。
しかし後半、開始直後の2分に失点。その後も立て続けに2失点し、4失点。結局1-4で試合は終了しました。
試合終了後、和田監督は「Jリーグのチームは強かった。ただ、得点チャンスもつくることができ、JFL勢として恥ずかしくない試合内容でした」と話します。
一方で、仙台の渡邉監督は「脅威になるのはFW・横野選手と木匠選手の連携、川西選手の飛び出し。そこは十二分に気をつけるように試合に臨みました」と話します。
試合には敗れてしまいましたが、間違いなくFC大阪の名前を仙台の地に広めました。
では、試合を振り返ります。
FC大阪にとってはほとんど経験がないナイターでの試合は、FC大阪ボールでキックオフ。
開始直後から仙台の猛攻を受け、FC大阪はカウンターからの攻撃となります。
それでもケガから復帰したDF・池永航が粘り強いディフェンスを見せ、シュートを打たせません。
しかし前半11分。FC大阪ゴール前で仙台に崩されてしまい、MF・石原崇兆のシュートを一度はGK・永井文也が弾きますが、こぼれ球をFW・ハモン・ロペスにシュートを打たれ、先制点を与えてしまいます。
このまま仙台が主導権を握り続けるかと思われましたが、FC大阪はMF・吉森海斗を中心に中盤からチャンスを演出し、攻める時間が増えてきます。
さらにこの日ホッケー梶間の中でのマン・オブ・ザ・マッチの活躍だったのはDF・舘野俊祐。正確なクロスを上げ、徐々に仙台ゴールへと迫ります。
FC大阪がボールを持つ時間が増えてきた前半40分。MF・久保田駿斗のシュートはゴール上のバーに直撃し、同点とはなりません。
しかし、その4分後の前半44分。FC大阪が左サイドを攻め上がり、舘野のセンタリングをゴール前にいたFW・横野純貴がヘディングシュート。一度は仙台のGK・川浪吾郎に弾かれるも、こぼれ球をFW・木匠(きつい)貴大が決めて同点となります。
その後はスコアが動かず、前半を1-1で折り返します。
仙台ボールで後半開始。
FC大阪が攻める時間が多かった前半に対し、後半は仙台がJ1の実力を見せつけます。
まずは開始早々の後半2分。仙台が右サイドを攻め上がり、FW・兵藤慎剛がシュート。ゴールポストで跳ね返ったボールをそのままMF・石原崇兆に決められてしまい、再びリードを許す展開に。
なんとしてでも追いつきたいFC大阪は、後半21分に木匠に代え、エース・川西誠を投入します。
再び攻撃にリズムが出てきたFC大阪でしたが、後半28分。一瞬の隙をつかれて、ハモン・ロペス(仙台)に突破されてしまい、永井と1対1の状況に。「これがJ1だ」と言わんばかりに、冷静に決められてしまい、1-3に。
さらに、その3分後の後半31分。FC大阪ゴール前でパスを繋がれ、最後は石原に2得点めを許します。1-4と勝利は絶望的に…。
それでもFC大阪は果敢に攻め続け、得点チャンスを作り出します。
後半36分、途中出場のMF・町田蘭次郎がゴール前でフリーでシュート。しかし惜しくもゴール上に外れ、得点にはなりません。
さらに後半40分。左コーナーキックから横野がシュート。GKが取れず得点かと思われましたが、オフサイドの判定で得点にはなりません。
最後まで得点を狙いましたが、奪ったのは前半終了間際の1点のみ。FC大阪、今年の天皇杯は2回戦で姿を消す形となりました。
さて、ここからは仙台レポート。試合には敗れてしまいましたが、せっかく仙台まで来たしと、夜は宮城の料理を満喫しました。
宮城といえば仙台の牛タン。迷うことなく注文しました。
他にも、宮城県産の日本酒や焼酎(名前は忘れた)を堪能し、カプセルホテルへ。
peachということで朝はめちゃくちゃ早い。8時45分発の飛行機で帰阪。帰りの飛行機では、応援団の方と隣でした。
帰りの飛行機までFC大阪を堪能して無事、大阪まで戻ってきました。
1-4と残念な結果にはなってしまったものの、J1の仙台から1点取れただけでもすごい。もちろん勝てていればもっと良かったけど、また来年リベンジや!来年もこの舞台に帰って来れますように。JFLでは厳しい戦いが続いているけど、J1のチームと戦って得たものは必ずあるはず。まもなく今年のJFLも折り返し地点。前半の雪辱は後半で晴らそう!
JFL次節は7月7日(日)14:00から、ホームでFCマルヤス岡崎と対戦。会場は、改修後初となる服部緑地陸上競技場です。前節で連敗をストップさせたので、次節は勝利を!
試合後の声
和田治雄監督
ー今日の試合を振り返ってください。
和田 J1のチームは強かった。立ち上がりの動きが硬くなってしまったので、失点してしまいました。しかしその後は、チャンスを作ることができ、前半のうちに同点に追いつけたのは良かったです。後半開始2分の失点が1番痛かった。あの時間帯で失点してしまったのは、JリーグのチームとJFLのチームの差。スコアは別にして、得点チャンスを多く作ることができたので、JFL勢として恥ずかしくない試合はできました。
ー今日の試合で収穫があったことは。
和田 自分たちがやろうとしていることが出来ている時間帯はチャンスを作れました。得点になってもおかしくないシーンをいくつか作れたことが収穫です。
ーJリーグのチームと試合をするにあたって、どのような準備をしましたか。
和田 相手がどのように攻めてくるのか。それに対して、我々はどのように守ったら良いのか直近の試合の映像などから分析しました。
舘野俊祐ゲームキャプテン
ー同点に追いつくゴールは舘野選手のセンタリングからでした。
舘野 僕とマッチアップした選手が交代したてで、ゲームに入りきれていないと感じていました。このような厳しい試合の中でどこからチャンスを作れば良いかと考えたときに、ここしかないと。試合前からイメージをしていたので、イメージ通りにできました。
ーJリーグのチームと戦っての感想を。
舘野 単純な止める蹴るだったり、シュートを打つときの落ち着き方・精度が違うなと感じました。
ー普段なかなかないナイターでの試合でした。
舘野 素晴らしいスタジアム、ピッチ状態、雰囲気の中で試合ができて、選手のモチベーションも上がっていました。連戦でしたが、チャンスを多く作れた要因です。
ー次節(7月7日ホーム・FCマルヤス岡崎戦)に向けて。
舘野 今日の試合で攻撃に関する手応えがあったので、自信を持って試合に臨みます。また、改修後初めての服部緑地での試合になるので、チームとしても必ず勝ちにいきます。
FW・木匠(きつい)貴大選手
ー得点の感想を。
木匠 チャンスは絶対に来ると信じていました。横野選手のヘディングシュートのこぼれ球が目の前に来たので、振り抜きました。
ー今日の試合で得たものは。
木匠 Jリーグでも通用するんだなとわかったプレーがあったので、今後の自信になりました。
ー次節に向けて。
木匠 最近のリーグ戦では勝てていません。今日の戦いを良い経験にして、勝利できるように頑張ります。
MF・吉森海斗選手
ーJ1のチーム(ベガルタ仙台)と戦ってみての感想を。
吉森 チャレンジャーとして臨みましたが、結果としては1-4。しかし、「チームとしてここはやれる」というものを見つけることはできました。個人としても「自分はやれる」という自信があったので、Jリーグのチームが相手でしたが臆することなくプレーできました。今日の経験をリーグ戦に活かしていきたいです。
ー3試合連続のスタメンです。
吉森 チームにも徐々に慣れてきたので、もっともっと自分の良さを出していきます。
ー次節に向けて。
吉森 今日の経験を練習に活かし、試合には必ず勝ちます。
MF・久保田駿斗選手
ー今日の試合の感想を。
久保田 ボールを持たれる時間は長くなるとわかっていたので、カウンターやサイドから攻撃を展開しようと試合に臨みました。試合を通して、通用するプレーや課題が見えたので、良い経験になった試合です。
ー惜しいシュートが何本もありました。
久保田 シュートを決めきれていれば、もう少し競った試合になったと思います。
ーこれからの意気込みを。
久保田 僕に求められているのはサイド突破。もっと試合中に出していけるように頑張ります。
ー次節に向けて。
久保田 前節、ようやく連敗を止めることができました。次節は必ず勝点3を取りにいきます。
DF・池永航選手
ーJリーグのチームと戦っての感想を。
水野 1つ1つのプレーの精度が高くて、うまかったです。FC大阪はゴール前で慌ててしまうのですが、ベガルタ仙台は落ち着いていました。そこが点差が開いてしまった要因だと思います。
ーケガから復帰しての試合となりました。
池永 特に問題はありませんでした。今まで通りに試合に入ることができました。
ー今日得たことをリーグ戦でどのように活かしていきたいですか。
池永 今日得たことは、1つ1つのプレーの精度を上げることと、このような環境(多くのサポーターがいたり、専用スタジアムがあること)で試合ができるようになること。チームとして、そして自分たちでも試合を通して、プレーでアピールしていきます。
ー持ち味は何でしょう。
池永 DFラインからのビルドアップ、1対1に強いところです。
ーこれからの試合に向けて意気込みを。
池永 僕がケガで抜けてから失点が多くなっています。今シーズン初めの頃のように、無失点で試合を終えることができるように、声を出し、コーチングします。そうすれば、攻撃も活性化されて得点を奪えると思うので、後ろから鼓舞していきます。
■FC大阪公式ホームページ:FC大阪公式ウェブサイト
■公式記録:JFA公式
コメント
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関東在住のベガルタのファンです
仙台までお越しいただいてありがとうございました
FC大阪、和田監督のゲーム後のコメントを読みたいのですが、ご存知でしたら教えてください
https://twitter.com/idumimuraba/status/1146403625578586112?s=21
今後もサッカーを楽しんでいきましょう