知ったか!第100回高校ラグビーダイジェスト 12月30日(水)2回戦③ 編集長が逃亡してバームクーヘンを買ってきた編
- 2020/12/30
- ラグビー
- 第100回全国高等学校ラグビーフットボール大会, 高校ラグビー
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新型コロナウィルスの影響で、無観客で開幕した第100回全国高校ラグビー大会。
毎年恒例、週刊ひがしおおさかの「知ったか」もより存在感が増してくるはず。ということで、いつもと違う高校ラグビーをお届けしていきます。
12月30日(水)の3日目は、2回戦・16試合が行われました。
100点ゲームはないけど、まだまだ大差の試合が多い。強豪同士が当たったり、福岡対決があったり。そろそろラグビーらしい試合が多くなってきたと思います。ということで、知ったかスタート!
大会3日目(12月30日)のトピックス
・寒い!強風が吹いてカメラマンにとっての地獄。例年は1月1日がこんな感じですが、2日早いです。
・今日もつきました、照明が。多分今大会でこんなに遅くなるのは今日までなので感無量っす。
・インタビューブースは、選手と記者の間にビニールシートが。屋外でマスク有り15分以内なら問題ないと思うんだけど…?
こちら、インタビューブース。
ビニールの仕切りが設置され、選手はビニールの奥、記者はビニールの手前でインタビューしてる。#higao pic.twitter.com/197bGFuhQD
— 週刊ひがしおおさか(12/21は情報ノーサイド) (@w_higa) December 30, 2020
・編集長注目の西陵は秋田工業にころっと負けてしまう。だいたい編集長が気になったら負ける。
・史上初の福岡対決は大方の予想通り東福岡が勝利。でも筑紫もよくがんばった。
・御所実業が御所市のゆるきゃら「ごせんちゃん」とともに登場。
・大差の試合ばっかなんで、ちょっと飽き気味の編集長前田。飲食ブースがないのも原因…と思ったのでバームクーヘン買ってきました。
東花園駅下にあるルジャンドルで、「ラグビーハードバウム」をゲット!
無観客試合でスタジアムには売店が出ていないので、遠方のメディアの方にはこれを購入することをおすすめする。#higao pic.twitter.com/14Czue1JfK
— 週刊ひがしおおさか(12/21は情報ノーサイド) (@w_higa) December 30, 2020
全試合ダイジェスト
第1グラウンド
鹿児島実業7-67常翔学園
前半0-43
1回戦で洗練された攻撃を見せた鹿児島実業が、優勝候補に対しどこまでくい下がれるかが見どころだったが、常翔学園が一蹴した。
前半3分、FW・BKともに高い走力とテクニックを見せる常翔学園が、15佐々木の見事なボディーコントロールで先生するとその後はトライを量産。9トライで格の違いを見せた。
鹿児島実業は、後半15分10山下のグラバーキックを15伊地知が抑えて1トライを返した。
目黒学院12-25大分東明
前半7-10
近年留学生を用し力をつけてきた両チームの対決は、ディフェンスの差が勝敗を分けた。先制トライは、前半9分に大分東明の8セコナイアのサイドアタック。0-5とする。
続く12分にも14浦川のトライで突き放した大分東明は、目黒学院のFWを止めて前進を許さない。
試合を通して、チームが一体になり、5トライを上げた大分東明が12-25で勝利した。
西陵0-48秋田工業
前半0-26
かつての強豪同士の対決は、秋田工業に軍配が上がる。前半4分、西陵がテンポよくアタックするもファンブルしたボールは秋田工業14淡路の目の前に。インターセプト&独走トライを許す。その後は秋田工業が強力FWで縦に前進し、BKに展開して加点を繰り返す。常に攻め続けた秋田工業が、8トライ48点で圧勝した。
桐蔭学園37-0日本航空石川
前半6-0
年々ラグビーレベルが上っている日本航空石川が、前年度王者の桐蔭学園に必勝を期して挑む。
前半は日本航空石川が桐蔭学園の前進を固いディフェンスで阻み、桐蔭学園を好きにさせない。得点の糸口を見つけたい桐蔭学園は、前半10分、17分と10今野のPGで6-0とする。
後半5分、ゴール前ラックから3田中が力で押し込んでトライを上げ11-0。この日初めてのチャンスをものにし、一気に桐蔭学園のペースになる。11分にはインターセプトから。19分にはラインアウトからモールでトライを奪うなど、文字通り多彩な攻撃を見せ5トライ。終わってみれば、37-0で桐蔭学園が圧勝した。
尾道64-5城東
前半40-0
尾道が10トライの猛攻で、城東を圧倒した。
個々の力で勝る尾道は、試合開始から容赦なく城東にプレッシャーをかける。タックルを受けてもそのまま前進し、城東はなす術なく下がらざるを得ない。前半6トライ、後半5トライ。城東はなんとか19分に尾道のディフェンスの緩みにつけ込み、5橋本がトライを奪った。
東海大学付属大阪仰星(大阪第1)31-7佐賀工業
前半19-0
大阪の雄、東海大仰星が近年なかなかベスト8に届かない佐賀工業と対戦。
前半4分、敵陣に入った仰星は、10奥田のグラバーに11大畑が反応。ディフェンスラインの裏に出てドリブルをし、インゴールへ持ち込んでトライを上げる。
その後、仰星はモールで2トライ。19-0で折り合えすと後半にも2トライを奪って31-0と試合を決定づける。佐賀工業はなんとか終了間際に1トライを返すにとどまっった。
第2グラウンド
関西学院7-26流通経済大学付属柏
前半7-7
流経大柏がシード校の関西学院を撃破。先制したのは関西学院。前半3分にラインアウトからモールで7点を先取する。
流経大柏が1本返して迎えた後半。ラインアウトからモールを組んで前進した流経大柏は8ワーナーが押し込んで逆転する。その後も互いによく守りあったが、終了間際に流経大柏が2トライ。3回戦に駒を進めた。
東海大学付属相模50-7山形中央
前半10-7
東海大相模が山形中央相手に力の差を見せつける。
前半14分、山形中央はこぼれ球のターンオーバーから10鑓水がトライを奪う。19分、次は東海大相模がラインアウトをターンオーバー。一気に逆サイドへと展開し、トライを返すとここからエンジン全開。すべての要素で上回り、試合終了までに7トライを連続して上げ続けた。
大阪朝鮮43-0昌平
前半17-0
大阪朝鮮は、試合開始から1度も途切れることなく継続し、3チョヨンギの個人技でフィニッシュ。先制トライをあげる。その後も大きなFWと洗練されたBKの展開でトライを量産。43-0で圧勝した。昌平はチャンスも少なく、手足を縛られた60分間だった。
石見智翠館63-0四日市工業
前半22-0
風上を活かし、キックでエリアを取る四日市工業に対し、石見智翠館はスペースへ能力の高い選手が走り込む。前半3分にはモールを押し込み、15分にはBKの展開で、28分にはFWが前進してBKで仕留め、格の違いを見せ前半4トライ。
後半はフィジカルの差が一気に顕在化し、7トライ。石見智翠館が難なく勝ち進んだ。
京都成章33-0早稲田実業
前半14-0
早いアタックで強豪を食いたい早稲田実業と、悲願の初優勝に向けて立ち止まるわけには行かない京都成章が対戦した。
前半5分、京都成章はゴール目前まで迫ったマイボールスクラムになんと、4本橋がボールを投入する。No.8の位置に入っていた9宮尾から8・9プレーのようにボールをもらった4本橋がサイドを押し込み先制トライを奪う。
前半もう1トライをあげて、14-0とリードした京都成章は、後半は3トライ。その間早稲田実業にチャンスを与えず完封した。
第3グラウ「ンド
新潟工業5-48中部大学春日丘
前半0-29
春日丘が力の差を見せる。前半3分、FWが縦でどんどんゲインし、左外11相澤が先制トライをあげる。その後も大きくてうまいFWが序盤から確実に前進し、コンタクトラインを押し上げトライを量産。8トライ48点で快勝した。
新潟工業は終了間際に13人モールで1トライを返した。
御所実業12-5國學院大學栃木
前半0-5
充実の御所実業か。シード漏れながら実力は折り紙つきの國學院大栃木か。
前半は一進一退ながらFWは國學院大栃木が優勢。前半20分にモールで國學院大栃木が先制し、試合を支配する。
後半も苦戦する御所実業だったが、9分に敵陣ゴールライン目前でマイボールスクラムを得ると、11須股がトライを奪い逆転。少ないチャンスをものにする。その後も優勢なのは國學院大栃木だが、次のトライも御所実業。28分モールを押し切って12-5。御所実業がなんとか勝ち上がった。
仙台育英42-13青森山田
前半29-3
25回連続出場の仙台育英が、2大会連続2回めの出場である青森山田を退けた。
前半2分、連続攻撃から仙台育英3関がトライを奪い先制。続く4分には5最上が押し込み、連続トライを上げ優位に進める。
青森山田も、前半は1PGを返して追いすがるが、仙台育英の勢いは止まらず。前半だけで29-3とされ、やや勝負が見えてくる。
後半は青森山田が盛り返す。1分に留学生の8フィナウがキックカウンターを自分一人でインゴールまで運び29-8。続けて3分には、自陣から12ヴァイレアのショートパンを
マイボールにしさらに前進。8フィナウのゲインから、15千葉がトライを奪うと29-13と巻き返す。
しかし反撃もここまで。仙台育英は3トライを追加し、42-13で勝利した。
東福岡48-5筑紫
前半14-5
福岡対決。いつもの福岡県予選決勝が全国2回戦で行われる珍事が発生した。
東福岡は開始早々、12寺下のトライであっさり先制する。9分にも寺下がトライを奪い、早くも一方的な展開と思われたが筑紫が踏ん張る。
前半ラストプレー、ゴール前ラックでペナルティを得た筑紫は左へ展開。10井上が左インゴールへキックパスを入れると、キャプテン中洲がギリギリおさえてトライを返し、14-5で折り返す。
後半は東福岡が圧倒。疲れが見える筑紫から6トライを奪った。
長崎北陽台56-0明和県央
前半14-0
長崎北陽台の強さと速さが、明和県央を上回る。
前半5分、長崎北陽台の連続攻撃に明和県央は下がりながらディフェンス。徐々にアタックラインを押し上げた長崎北陽台は、11山下がフィニッシュし先制する。
前半をなんとか2トライでしのいでいた明和県央だが、後半は息切れ。6トライを献上し大差での決着となった。
長崎北陽台は、アタックもディフェンスもよく、明和県央を完封した。
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