東大阪でおいしいのラーメンを聞くと、必ず名前が浮かび上がるのが「坊也哲」。若江岩田駅から徒歩10分。中央環状線沿いにあり、いつも行列が絶えない人気店です。
「兄がラーメンをやってた影響も大きい。モテたいってのもあったけどね」とラーメンを始めるきっかけを話してくれたのは店主の庄司さん。以前は豊中のラーメン店で腕をふるっていました。
東大阪にお店を構えたのは4年前。実はこの場所、飲食店ができてはなくなってしまう、入れ替わりの激しい土地だったんです。ご近所さんからも「この場所で1年やったら老舗」とまで言われたそう。実は東大阪でお店を出したのも「知り合いがいないところで始めたかったから」。今やラーメン界でも「東大阪に坊也哲あり」と言われる存在です。

黒を基調としたシックな建物が目印。近くを通りがるとたまらない香りが漂ってきます。
いただいたのは、人気商品の「肉醤油」(900円)。一口食べれば、心地よい醤油の甘さと、出汁の旨みが口の中を駆け巡ります。ストレートの平打ち麺は、もちもちで小麦の香りも感じることができ、スープと相性が完璧。それもそのはず、「ラーメンは麺をおいしく食べるために存在する」との信念のもと、麺を活かすためにはどんなスープが必要なのか考え抜かれた逸品。う〜ん、哲学を感じます。
もちろん肉醤油の名前の通り、お肉はボリューム満点。ほんのり桜色をした薄切りの煮豚と、肉厚でジューシーな焼豚の2種類が器いっぱいに盛り付けられています。本当にこの値段でいいのかと心配になっちゃいます。「ラーメン屋のオヤジは気前の良さも大事」と惜しみなくお肉を乗せられていきます。

「馴染みのある味なのに食べたことのない味」これはリピート確定だ!
「そのおいしさの秘密は手を抜かないこと」と庄司さんは話します。
ベースは鶏、豚、昆布とあまり多くの材料を使用せず、シンプル。しかしこのシンプルさが重要なポイント。「材料が少ないぶん、サボるとすぐにわかる。熱の通し方から、アク取りのタイミングまで。どれか一つでも間違うとおいしいラーメンではなくなってしまう」と、かっこいい良さ溢れるプロの技術が詰め込まれています。

幅広い層から愛されています。
シンプルにして究極。おいしいに裏技なんてありません。まだ食べていない人は1度訪れることをオススメします。1番若い常連さんはなんと2歳からお店に足を運んでいるそう。家族に連れられ通いはじめ今では小学生になったそうです。まさに子供から大人まで、幅広く愛されるその味。ラーメンへの情熱を感じられる一杯が、あなたを待っています。
■ラーメン坊也哲
住所:大阪府東大阪市西岩田4丁目4-46
営業時間:火~日 11:30~14:30 (LO.14:15) 18:00~22:30 (LO.22:15)
定休日:月曜日
TEL:06-4307-5659
※月曜日が祝日の場合は翌火曜日も休み
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