2連覇達成!第104回全国高校ラグビー大会優勝は桐蔭学園 大会を週ひが的に振り返る
- 2025/1/9
- ラグビー
- 第104回全国高等学校ラグビーフットボール大会, 高校ラグビー
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2025年1月7日(火)に幕を閉じた第104回全国高校ラグビー大会は、桐蔭学園(神奈川)が2年連続5度目の優勝。決勝戦では東海大大阪仰星を40-17で破り、その完成度の高さを改めて示しました。
週刊ひがしおおさかでは公式X(旧Twitter)で事前アンケートを実施。
#週ひがの質問
高校ラグビー、優勝するのは?— 週刊ひがしおおさか⚡️(第1・3月情報ノーサイド) (@w_higa) January 6, 2025
大方の見立て通りの結果になったということなのですが…。
桐蔭学園の圧倒的な強さ
桐蔭学園の強さは後半の集中力。特に準々決勝はその象徴です。
今大会、絶対的優勝候補と目されていたのは大阪桐蔭。シーズン無敗で準々決勝まで駒を進め、桐蔭学園と対戦しました。前半は14-7で大阪桐蔭がリード。しかし後半、桐蔭学園は相手をノートライに抑える粘り強さと集中力で逆転勝利。戦術の精度と圧倒的なパフォーマンスが遺憾なく発揮されました。
決勝では今季2度敗れていた仰星を圧倒し、40-17で勝利。
その中心にいたのはSO丹羽。生野市東生野中学校出身で、単身神奈川県の桐蔭学園へ進学。昨季は怪我で出場を逃すも、今大会では見事な試合運びと正確なキックでチームを牽引します。大学は、同志社大学に進学。週ひが感激です。
大会の成熟を象徴する要素
今大会では、全国高校ラグビーが新たな成熟の段階に入ったことを感じさせる試合が続きました。
100点ゲームの少なさ
チーム力の格差という意味で、指標にされるのは100点ゲームの数。今大会は京都工学院vs聖光学院の112-0のみ。他、点差がひらく試合でも絶望的な差を感じることは少なく、各チームの守備力の向上がうかがえます。
3回戦までの試合がおもしろい
3回戦以前の試合でも、全国大会の成熟を示す内容が見られました。特に2回戦の高鍋対大分東明は、九州勢同士の戦い。ハイレベルな攻防の末26−26の同点で、抽選での決着となりました。他にも飯田vs盛岡工業など接戦も多く、大会の質も向上。ラグビーの技術が、日本全国に行き渡ってきていると感じられます。
京都工学院の復活がもたらした熱狂
9年ぶりに全国大会へ戻ってきた京都工学院(旧 伏見工業)も、大会に大きな価値を与えました。2回戦の中部大春日丘戦では、1万人を超える観客が第3グラウンドに集結。かつての全国常連校そして全国的人気を誇るチームの復活は、さらに盛り上げる要素となりました。
高校ラグビーが迎える成熟の時代
第104回大会は、桐蔭学園の強さが際立つ一方で、全国的な競争力が均衡し、質の向上が明確に表れた大会でした。守備力の向上、地方勢の台頭、外国人留学生の活躍など、全国高校ラグビーは新たな成熟の時代を迎えています。
一方で、競争の成熟は固定化と表裏一体でもあります。人材が集中する。今大会のようなハイレベルな戦いは、日本ラグビーの質向上にとって間違いなくプラスでしょう。
ただ、高校野球や高校サッカーのような社会的熱狂を得るのは難しいかもしれません。
新しい風を感じられることが、多くの人にとっての魅力なのですから。
てことで、今年は↓なシステムを組んでみたので、使ってみてね。
12月27日(金)
第1グラウンド(0 - 14)女子西軍
(31 - 0)富山第一高校
(35 - 3)鹿児島実業高校
(7 - 17)佐賀工業高校
(0 - 38)山梨学院高校
(12 - 5)札幌山の手高校
(27 - 7)遠軽高校
(17 - 28)秋田工業高校
(55 - 0)聖光学院高校
(12 - 3)仙台育英学園高校
12月28日(土)
第1グラウンド(29 - 0)城東高校
(0 - 26)光泉カトリック高校
(5 - 17)昌平高校
(29 - 0)名護高校
(24 - 0)坂出第一高校
(19 - 12)盛岡工業高校
(7 - 14)東海大学付属静岡翔洋高校
(8 - 7)九州学院高校
(19 - 0)若狭東高校
(47 - 0)倉吉東高校
12月30日(月)
第1グラウンド(19 - 7)流通経済大学付属柏高校
(21 - 19)大分東明高校
(0 - 3)佐賀工業高校
(20 - 0)長崎北陽台高校
(45 - 0)高知中央高校
(0 - 15)石見智翠館高校
(24 - 7)秋田工業高校
(3 - 45)國學院大學栃木高校
(36 - 0)近畿大学附属和歌山高校
(0 - 57)茗溪学園高校
(14 - 7)関商工高校
(12 - 5)日本航空高校石川
(0 - 0)京都工学院高校
(28 - 0)目黒学院高校
(12 - 3)光泉カトリック高校
(8 - 17)天理高校
1月1日(水)
第1グラウンド(20 - 0)山梨学院高校
(0 - 14)國學院大學栃木高校
(45 - 0)倉敷高校
(12 - 5)天理高校
(5 - 24)大分東明高校
(24 - 0)報徳学園高校
(31 - 7)茗溪学園高校
(0 - 45)石見智翠館高校
1月3日(金)
第1グラウンド(19 - 12)常翔学園高校
(17 - 0)東福岡高校
(14 - 7)桐蔭学園高校
(7 - 0)石見智翠館高校
1月5日(日)
第1グラウンド(0 - 5)U18合同 西軍
(14 - 8)桐蔭学園高校
(10 - 5)常翔学園高校
1月7日(火)
第1グラウンド(12 - 0)東海大学付属大阪仰星高校
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