近鉄ライナーズの新加入選手にインタビューする「ライナーズの新人さんいらっしゃ～い」。
第4回は、高島卓久馬選手です。

明石清水高校、日本体育大学出身の1988年生まれ。U19日本代表候補にも選出されました。前所属のサニックスでは2011年～2016年の6年間在籍。ライナーズではHOを務めます。

はにかんだ笑顔が最高にキュートな高島選手。

ー今日はよろしくお願いします。ライナーズのプレースタイルには慣れましたか？

高島　はじめの1ヶ月は慣れず、めちゃくちゃきつかったです。同じ年の森選手から「ゲーム形式の練習でのフルコンタクトは1年に2回くらいしかないで」と聞いていたんですが、今シーズンはもうかなりの回数を重ねてますし(笑)

ーおおお…フルコンタクト！気合入ってます。今年は練習時間も長いようですね。

高島　いい練習をしているなと思います。今は自分をチームにフィットさせている最中です。

ーええと、プロとして入団されたんですね。プロ組はもう１人、榎本選手がいらっしゃいますね。

高島　はい、ライナーズに入る前からけっこう仲良いですよ。

ーえっ、そうなんですか。

高島　僕がサニックスにいた時、榎本選手はコカ・コーラ所属で拠点が同じ福岡でした。なので食事会や交流会で一緒になることが多く、何かと接点があったんです。

ー物理的距離が近かったんですね(笑)

高島　はい。入団もほぼ一緒の時期でしたし。

榎本選手からは「タク」と呼ばれているとのこと。

ーさて、環境がガラッと変わって大変かと思いますが、春のオープン戦では4試合すべてに出場されました。手応えはありましたか？

高島　春の時点では、チームのスタイルに自分がまだまだ慣れていないなと感じるゲームが多かったです。

ーふむふむ。

高島　でも、選手同士でコミュニケーションを取れば難しいことではないですし、分からないところは日々学んでいます。サニックス時代に一緒だった永下選手をはじめ、全員のプレーが参考です。樫本選手はボールをコントロールする力があるし、王選手はヒットスピードが強いし…みんな素晴らしい選手なので。

ー勉強熱心！永下選手は前のチームでも同じポジションだったんですね。

高島　いえ、僕はライナーズに入ってからHOに転向したんです。なので今ずっとスローイングの練習してます。

大阪府警戦にて、スローイング。

ーおおお、ポジションを変更されたんですか。知らなかった…！

高島　はい。前のチームではPRだったんです。今年の4月中旬くらいに入団の話がありましたが、チームから「HOできる？」と聞かれ、迷わず「はい！」と答えました。

ー思い切った決断ですね。それでもライナーズに入りたい、と。

高島　はい。入れるなら何だってやるぞ、という気持ちでした。やっぱりトップリーグのチームでプレーしたかったので。

ーなるほど。PRを経験された高島選手に、ライナーズのスクラムはどう見えますか？

高島　前に行くスクラムで、強いですね。スクラムって3番が重要なんですが、例えば前田選手は練習中もめっちゃ押しが強いですし、才田選手は体重がしっかりあって安定してます。

ーほほー。

Honda戦にてスクラムを組む高島選手。(ライナーズ左から2番め)

高島　それだけでなく、PRひとりひとりに力があるからライナーズのスクラムは強いんだと思います。

ー1人1人の力がまとまって、さらに強く。その一端を担う需要なポジションですね。最後に、ご自身のプレーでここを見てほしい！というアピールポイントをお願いします。

高島　試合で楽しんでいる姿を見てほしいです。試合後の笑顔を特に(笑)

ーそこですか(笑)。確かに癒し系の笑顔…。

高島　ありがとうございます(笑)。目の前のことを全力で実行し、ライナーズの力になるようがんばります！

見た目は癒し系ですが、冷静に自己分析する高島選手。
元PRのHOとしてどんなプレーを見せてくれるのか。今から待ち遠しいですね。
次回はSHのあの選手が登場します。お楽しみに！
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