インターンの中村です。
9月10日(土)ラグビートップリーグ第3節が大阪・万博記念公園競技場で19:00にキックオフされました。
トップリーグ初の万博での公式戦。初めてのスタジアムということもあり、多くの人が駆けつけていました。
ともにここまで1勝1敗で迎えた、近鉄ライナーズ対パナソニックワイルドナイツの1戦
近鉄の13アンドレ・テイラーが試合前練習で負傷。メンバー発表後に急遽変更されるというハプニングもありながら、キックオフ。
先取点はパナソニックでした。前半4分、敵陣深くのラインアウトから、9田中が前に出てプレッシャーをかけると近鉄のディフェンスが受けに回ります。すかさずパナソニックは、フェイズを重ねて最後は3三上が潜り込んでトライ。G成功。10ベリック・バーンズのキックも決まり7-0と先制します。
対する近鉄は前半12分相手の反則を誘い、10重光がPGを決め3-7と反撃開始。
15分にもPGを獲得し6-7と食らいつききたいところでしたが、パナソニックは8ツポウのトライやPGなどで6-20と差を広げます。
近鉄は前半終了間際、負傷したテイラーの代わりに入った13吉川がタックルで反則を誘います。PGはポールの右にそれ、惜しくも得点ならず。
しかし、前半をいい形で終え後半に備えます。
なんとか追いつきたい近鉄は、後半2分11南籐がわずかなスペースから抜け出し、敵陣深くでオフサイドを獲得。そのまま攻め込み8ラトゥイラがトライ、重光がしっかりGも決め13-20と追い上げます。
後半16分には19統悦を投入。なんとこの試合がトップリーグ出場100試合目!近鉄ファンから大きな歓声が聞こえます。この流れに乗りたいところでしたが、後半21分にパナソニックの12森谷上手く体を入れディフェンスをかわしトライ。バーンズのGも決まり13-27。
さらに後半27分、パナソニック13番ナイアラボロがディフェンス2人を抜き右隅にトライ。13-32と近鉄を突き放します。
このままでは終われない近鉄は、終了のホーン後のラストワンプレー。パナソニックの反則を誘い、ゴールラインまであと少しのところから、途中交代の19統悦へパスがわたるとゴールポスト中央にトライ!ここで試合終了も近鉄の意地を見せました。
結果は昨シーズンの王者パナソニックが、勝ち点4を獲得する勝利。MOMは前節に続き10ベリック・バーンズ選手が選ばれました。
試合終了後にはトップウェストAリーグ時代から近鉄を支え、見事100試合出場を達成した統悦選手のセレモニーが行われ、ました。お子さんから花束の贈呈や近鉄の選手たちによる胴上げなど、両チームがこの偉業を祝福しました。
試合前、テイラーの負傷というアクシデントに見舞われた近鉄。試合後の記者会見では「メンバー変更もあったが、開幕前から積み上げてきたことを、全てぶつけるというかたちで試合に臨みました。前半の問題点も試合中に修正できており、選手達は最後まで今年のライナーズのラグビーを示してくれたと思う。」と坪井監督のコメントもあり、次節以降に期待できる内容でした。
一方パナソニックの堀江キャプテンは「最後にトライを許したところは修正点」「若い世代を起用するなかで高いレベルが保てている。」と振り返りました。
試合を見れば見るほどラグビーって楽しいと感じています。今日の試合も見どころ満載であっという間に時間が過ぎていました。各チーム次節以降の戦いにも目が離せません!
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