インターンの中村です。
11月5日(土)、東京メトロ銀座線・外苑前駅から徒歩5分と大都会のど真ん中にある秩父宮ラグビー場では、赤と白のストライプのジャージに身を包んだ多くの人々がJAPANの戦いを一目見ようとにぎわっています。
この日は待ちに待った新生・日本代表初陣の日。リポビタンDチャレンジカップ2016日本代表対アルゼンチン代表の一戦が行われます。ジェイミー・ジョセフヘッドコーチ率いる日本代表は、昨年のワールドカップで活躍した選手の辞退も目立ちますが、代表初選出の選手も多くどんな戦いを見してくれるのか楽しみは尽きません。対するアルゼンチン代表は、昨年のワールドカップでベスト4に入るなど実力は世界トップクラス。
今後を占う重要なこの戦いは晴天の中、14時40分に日本ボールでキックオフ!開始序盤は日本がうまくエリアを取っている印象でした。前半6分、敵陣22mライン付近で反則を誘うと、10田村がしっかりPGを決め3-0と日本が先制します。代表戦だけあって観客の熱量も大きく、一つ一つのプレーにスタジアム全体が沸き上がります。
ここからさらに勢いをつけたい日本でしたが、強豪アルゼンチンが魅せます。前半14分、
右から攻め上がり、ディフェンスをかわし最後は14マティアス・モロニがトライ。Gは外れるも3-5と逆転を許してしまいます。19分にもPGを与えてしまい3-8に。
このまま差を広げられるわけにはいかない日本は、アルゼンチンのハイタックルを誘うと、10田村がこの日2本目のPGを決め6-8と2点差に詰め寄ります。
しかし、ここからアルゼンチンの猛攻が始まります。前半31分、反則からPGを決められると、34分には9マルティン・ランダホがフェイントで日本ディフェンスを欺き抜け出すと、10ニコラス・サンチェスにわたりトライを許してしまいます。40分にもPGからの得点を与えてしまい、前半を6-21で前半を終えます。
後半日本は、巻き返しを図りたいとこでしたが開始早々、アルゼンチンはハーフウェイライン付近から左へ展開しパスを繋ぐと、最後は11サンティアゴ・コルデロがトライ。Gも決まり6-28と差が広がります。後半8分にもトライを決められ6-35と苦しい展開に。日本ディフェンスは後手に回ってしまいスピードのあるアルゼンチンをなかなか止めることができません。
しかし後半12分、日本は反撃を開始します。日本はFWのサイドアタックから徐々に前進すると、ゴールライン付近ラックからボールを持ち出したNO.8マフィがこの試合初のトライを決めます。Gも決まり13-35とし、勢いに乗りたいところでしたが、アルゼンチンは密集付近をアグレッシブに攻撃。日本のディフェンスはついていけず22分、25分、35分と連続でトライを許し、13-54と大きく開いてしまいます。
このままでは終われない日本は、試合終了間際の40分、日本はペナルティから素早い攻撃を仕掛け、大きく右展開すると最後は14レメキが相手ディフェンスを振り切りトライを奪います。応援に駆け付けた観客は立ち上がり、この日一番の盛り上がりを見せていました。そして、10田村のコンバージョンが決まったところで試合終了のホーンが響き渡ります。最終スコアは20-54と課題が見える結果となりました。
試合後、初の試みの和室風の記者会見場では「諦めない心があった。ミスもあったがポジティブなことも多くあった。初キャップの選手もプライドを見せてくれた」とジェイミー・ジョセフヘッドコーチ。今後に向け課題を修正したいと前向きにとらえていました。
これから、ヨーロッパで強豪との3連戦が待っています。初キャップの選手も経験を積みチームが一致団結すれば日本代表は止められません!次の11月12日のジョージア戦も要チェックです。
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