インターンの中村です。
12月10日(土)、ラグビー界に新たな記録が生まれました。パナソニック・福岡堅樹選手が1試合で6トライをあげるトップリーグタイ記録を作りました。この素晴らしい試合を、振り返っていきましょう。
ジャパンラグビートップリーグ2016-2017第11節パナソニックワイルドナイツ対HondaHEATの一戦が東大阪市花園ラグビー場で行われました。
昨年に続き連覇を目指すパナソニックは,日本代表に多く名を連ねるタレント揃い。日本代表として活躍を見せたWTB福岡も、スタメンです。
先制のトライを決めたのはパナソニックでした。
前半7分、ゴールライン付近からスクラムを押し込み8ホラニ龍コリニアシが先制トライを決めます。
続いて19分にも、10山沢のキックに反応した11福岡がリーグ初となるトライ!この後も3つのトライを重ね、立ち上がりからHondaを圧倒します。前半終了までに29-0と付け入る隙を与えません。

存在感抜群の8ホラニ。
この勢いのままパナソニックが得点を重ねるのか、それともHondaが追い上げを見せるのか注目の後半。
先に点を取ったのは、パナソニックでした。
後半7分、パスを受け取った11福岡が華麗なステップでディフェンダーをかわしトライ。
さらに後半10分にも11福岡が、自慢のスピードを見せトライ決めスコアは0-41とパナソニックの勢いは止まりません。

11福岡の無双状態。
しかし後半13分、Hondaが反撃を見せます。
10朴のラインブレイクから13番レリアへとボールを繋ぎ、そのままトライ!7-41と追い上げます。
ただ、パナソニックも攻撃の手を緩めません。後半17分11番福岡がこの日4本目のトライ。途中交代で入った22番ベリックバーンズのGも決まり7-48とその差を大きく広げます。
Hondaも負けじと取られたらすぐに取り返します。
後半19分22mライン中央付近から左へ展開し最後は19鎌田がトライ。Gも決まり、14-48とします。
ここから巻き返しをはかりたいところでしたが、これ以降Hondaは得点を挙げることができません。
一方パナソニックは後半終了間際の35分、攻撃を仕掛けたのはまたまた11福岡。
ディフェンダーにかこまれなながらも自慢のスピードとステップを見せ、この日6本目となるトライに成功。もう止まりません。22ベリックバーンズのGも決まり14-69とするとこのままスコアは動かずパナソニックが快勝しました。
MOMはもちろんこの選手。自慢のスピードでグランドを駆け回り、ディフェンスを置き去り。1試合で6本ものトライを決めた、11福岡選手が選ばれました。1試合6トライは、2011年ネマニ・ナドロ(2014年までNEC所属)以来。トップリーグタイ記録となるすごい数字です。
試合後、パナソニックのロビー・ディーンズ監督は、「パナソニックに入って公式戦初トライ。そして、6トライと素晴らしいパフォーマンスを見してくれた」と大活躍の福岡選手について高い評価をつけていました。一方、Hondaは「パナソニック相手に向かっていく気持ちだったが、ペナルティが多くなってしまった」と振り返っていました。
トップリーグも残す所4節、終盤戦になり1試合1試合重みが増していき、どのチームも気合い十分。今後の試合も要チェックです!
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