6月19日(日)東大阪市花園ラグビー場第1グラウンドでの初のJFL公式戦開催に、FC大阪の本気を見た

   

東大阪市をホームタウンとし、Jリーグ参入を目指すJFL(日本フットボールリーグ)所属のFC大阪。現在の順位は4勝2敗5分で7位(16チーム中)です。

6月19日(日)、ついに東大阪市花園ラグビー場第1グラウンド(以下、花園第1)で試合を行います。

花園といえばラグビーの聖地。

今シーズンの日程が発表されたときから「本当に花園第1で試合をするの?」と話題になりましたが、その日まであと2日。対戦相手の鈴鹿ポイントゲッターズ(以下、鈴鹿PG)には、あのキングカズこと三浦知良選手が所属しています。果たして出場はあるのでしょうか。

約2ヶ月前からチームのSNSでカウントダウンを開始し、試合日が近づくと続々と発表される豪華ゲスト陣。イベントも盛りだくさんです。

FC大阪の選手、そしてスタッフのみなさんからこの日にかける思いがひしひしと伝わってきます。だって花園第1でサッカーの公式戦が開催されるのは23年ぶり。JFLの公式戦は初開催なのですから。6月19日に向けた活動をまとめてみました。

【試合情報】
第24回JFL第12節、FC大阪vs鈴鹿ポイントゲッターズ
日時:6月19日(日)13:00キックオフ
ライブ配信:あすリートチャンネル
会場:東大阪市花園ラグビー場第1グラウンド

目次
1.FC大阪ってどんなチーム?
2.超豪華なゲストが花園にやってくる
3.選手がチラシ配りをして試合をPR
4.集客は1万人以上を目指す
5.花園第1にサッカーゴールが登場



1.FC大阪ってどんなチーム?
まずはFC大阪の紹介を。創設は1996年、社員が集まって発足した草サッカーチームでスタート。
2018年から東大阪市をホームタウンとし、ホームグラウンドは東大阪市花園ラグビー場。ラグビーの試合との兼ね合いもあり、花園での試合は第2グラウンド(以下、花園第2)がメインです。ラグビーのシーズン中は花園第2が使えないこともあるので、豊中の服部緑地陸上競技場で行っています。

普段試合を行っている服部緑地陸上競技場。

現在はJ3の1つ下のリーグJFLに所属(実質4部)。J3参入のためのライセンスを取得して3年目で、過去2年間は8位と7位でした。
J3に参入するためには…
「Jリーグ百年構想クラブ」に承認され
かつ
・年間成績4位以内(16チーム中)
・年間観客動員数30,000人(ホームゲームが年15試合なので、1試合平均2,000人)

の条件を満たすことが必要です。
FC大阪はすでにJリーグ百年構想クラブに認定されているので、あとは「成績」と「観客数」の条件を満たすのみとなっています。

「FC大阪のことをもっと知りたい」って人は以下の記事をご覧ください。



2.超豪華なゲストが花園にやってくる
花園第1でのJFL初開催を盛り上げるべく、超豪華なゲストがやってきます。

まずは東大阪出身で元ラグビー日本代表、近鉄ライナーズ(現花園近鉄ライナーズ)にも所属経験のある大西将太郎さん。現在は東大阪市応援アンバサダーも務めています。ラグビー場外(噴水広場)のトラックステージでのトークショーのほか、試合前のキックインセレモニーも行うとのこと。大西将太郎さん=ラグビーのイメージなので、サッカー会場でどんな話が聞けるのか楽しみです。

また、同じくラグビー界から元日本代表の大畑大介さんも来場。キックインセレモニーやライブ配信のハーフタイムゲストで登場予定です。

もちろんサッカー界からも。元日本代表の北澤豪さんに本田泰人さん、久保竜彦さんと豪華なメンツが。

すでにお腹いっぱいですが、まだまだ。

東大阪出身で吉本新喜劇でおなじみ、未知やすえさんやラジオDJの楠雄二朗さんも来場します。大畑大介さんに未知やすえさん、楠雄二朗さんとちちんぷいぷいメンバーが花園に集結です。

さらに、吉村洋文大阪府知事に野田義和東大阪市長まで。この日はおそらく、花園が日本一のパワースポットになるのではないでしょうか。

場外でのイベントも盛りだくさん。詳細はこちらから



3.選手がチラシ配りをして試合をPR
6月14日、FC大阪の選手たちが布施の商店街に集結。

クレアホール・ふせの前にて。

商店街に入っている店舗や通行人に選手自らがチラシを手渡しし、試合をPRします。取材をしていると「試合がんばってや」や「花園行くで〜!」という声もあり、認知度は確実に上がっているなと感じました。

参加したキャプテンの坂本修佑選手は、「試合に向けて東花園駅などでもPR活動をしました。今週末はチームとしても、東大阪市としても大きな試合。良い試合をして、より多くの人にFC大阪の存在を知ってもらいたいです」と意気込みます。

左から坂本修佑選手、今村優介選手、町田蘭次郎選手、舘野俊祐選手。



4.集客は1万人以上を目指す
上述の1.FC大阪ってどんなチーム?でも書きましたが、J3に参入するためには成績だけでなく、年間の観客数も条件に入っています。
現状の観客動員数は第11節(ホーム6試合)を終えて5,233人/30,000人で、1試合平均では872人。まだまだ足りません。

スタッフさんに聞いたところ、当日は約1万人の集客見込みとのこと。ちなみにJFLでの過去最高の観客動員は、2008年栃木SCvsFC刈谷の1万3,821人。

ただ、6月19日に仮に1万人が来場したとしても年間観客動員数をクリアするには難しい数字なのです。今の平均入場者数で計算すると、シーズン全体で約1万2,000人(花園第1での試合を除く)に。なので1万8,000人に来ていただく必要があります。みなさんでJFLの最高観客動員数を塗り替えましょう。

花園をFC大阪カラー(水色)に染めよう。

「この試合を見て、『また次の試合にも応援に行きたい』と思ってもらえるようなサッカーをしたいですね」と、FC大阪の近藤祐輔社長。
FC大阪としては、花園第1での試合を成功させて今後の集客アップにつなげたいところです。

試合当日は最寄りの東花園駅に、臨時で快速急行と急行が停車します。ラグビーの試合がある時は臨時停車することもありましたが、JFLでとなるとかなり珍しいでしょう。対戦相手・鈴鹿PGのホームタウン鈴鹿からも近鉄一本で来ることができます。

また、遠方から観戦に来る方に向けた宿泊プランも販売していました。※宿泊予約は終了しています。



5.花園第1にサッカーゴールが登場
6月16日、FC大阪は試合会場である花園第1で練習を行いました。

芝の長さは、リーグワンが行われたときは18mm、今回は15mmに設定されています。

やはり目に止まったのは、23年ぶりに設置されたサッカーゴール。

ラグビーのゴールポストが外されてサッカーゴールが置かれた花園第1。この姿はかなり貴重。

「芝の状態がめっちゃ良い。Jリーグみたいです。ここで試合できるのが楽しみ」と、昨シーズンまで鈴鹿PGに所属していたエフライン・リンタロウ選手。

2019年シーズン、JFL得点王のエフライン・リンタロウ選手。15歳(現31歳)から日本にいるので、日本語がペラペラでした。

昨シーズン限りで会長職を退いた吉澤正登ファウンダーは、「ホームタウンを東大阪市に置かせてもらって5シーズン目。花園第1で試合ができるというのはとても感慨深い。来シーズンはここでJリーグの試合ができるように、ぜひともJ3へ上がってほしいですね」と期待を込めます。

観客席で練習を見守る吉澤ファウンダー。


さあみなさん、6月19日は花園へ。1万人じゃなく、1万5000人いや2万人で応援に行きましょう。Jリーグへ上がるには、みなさんの力が必要です。

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ホッケー 梶間

ホッケー 梶間

投稿者プロフィール

山口県出身。
大学生のときに大阪にやってきました。
高校からホッケーを始め、現在もやっています。
なのでホッケー梶間です。
10chとYouTubeを見て生きています。
食べに行ったお店の中で1番カロリーが高そうなものをだいたい注文します。

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