2020年3月15日(日)に開幕する「第22回日本フットボールリーグ(JFL)」。2月14日(金)16時に全試合日程が発表されました。
レギュレーションは昨年と同じ。16チームの2回戦総当りリーグ方式(ホーム&アウェイ方式)で、最終的に勝点が1番多いチームが優勝。上位4チームのうち、Jリーグ百年構想クラブを持つ2チームがJ3リーグに参入できます。下位2チーム(上位チームがJ3に参入した場合は変動)は、地域リーグに自動降格となります。
週刊ひがしおおさかでは、もちろん今年もFC大阪をどこよりも熱く追いかけて行きます。
気になるのは、東大阪市花園ラグビー場第2グラウンド(2グラ)で7試合ホームゲームがあること。昨年は服部緑地陸上競技場(豊中)での試合が多く、東大阪で行われたのは1試合のみ(花園第3)でした。
そのため、東大阪にプロサッカーチームがあるという実感がない人も多いはず。
現状の2グラは約1300席しかありません。毎年行われている全国高校ラグビーでは、立ち見のお客さんがいたり、座席の老朽化などが問題になっています。
そんな問題を解決しようと、11月25日にFC大阪が5000人以上収容できるスタジアムに改修すると発表。完成予想図を見るとビジョンがあり、メインスタンドには屋根もつきます。
この改修発表は、FC大阪がJリーグ参入を目指すことと深く関係があるのです。
Jリーグに参入するには今年クリアしなければいけない課題が2つ。
1.「Jリーグ百年構想クラブ」が承認されること
Jリーグに参入したいチームは、Jリーグ百年構想クラブをJリーグに提出。これが承認されるとJ3リーグ参入の申請ができます。
FC大阪は2019年11月26日に提出しました。この結果がわかるのは2月25日。承認され、今年のJFLで4位以内かつ、以下2の条件を満たすとJ3リーグに参入できるのです。
2.年間観客動員数30000人以上
Jリーグ規約には、「平均入場者数2000人超」があります。16チームで2回戦試合を行うので、1チームの試合数は30。うち、ホームゲームは15試合です。ホームゲームがチームの主管となるので、30000人を15試合で割ると1試合平均2000人になります。Jリーグ百年構想クラブを持っていても、この条件を満たしていないと、J3リーグに参入できません。さらにJ3リーグのスタジアム基準には、「原則として5000人以上収容できるスタジアムを保有すること」とあります。
東大阪でこの規模のスタジアムは東大阪市花園ラグビー場第1グラウンド(1グラ)しかありません。1グラは言わずと知れたラグビーの聖地。JFLは例年3月〜12月まで長期間試合を行うため、両立は難しいのです。そこで、1グラに比べ使用頻度の低い2グラを改修することで、サッカーでも利用でき、高校ラグビーのときも良い環境で試合ができる。サッカーとラグビー両者にとってWIN-WINな構想です。
昨シーズンは、開幕から6戦無敗で一時は首位に立ちました。しかし、直後の6連敗もあり、10勝10分10敗の8位でシーズンを終了しました。Jリーグ参入がかかった今年、新監督・新ヘッドコーチを招聘し、新たなスタートを切ります。まずは、開幕戦である3月15日のホンダロックSC戦に勝利し、勢いに乗って前半戦を首位で折り返してくれることを期待します。
さらに、2グラで試合が行われる6月14日(日)、28日(日)、7月4日(土)、12日(日)、8月23日(日)、30日(日)、9月13日(日)は「東大阪市民応援デー」として実施。市内在住・在勤・在学・市内少年少女サッカークラブ所属であることが証明できるものを持参すれば、無料で観戦することができます。
上記の日程で「プロ選手から学ぼう!!フットボール体験イベント」も併せて実施。
概要としては、FC大阪の選手に直接サッカーを教えてもらえ、その後試合も観戦できるというもの。
6月14日(日)、28日(日)は小学生以下の50人(申込先着順)に対し実施。他の日程の対象は今後発表されます。
参加されたい方は、参加希望の旨と以下の必要事項を4月13日(月)〜17日(金)9時30分〜19時に電話またはメールでお申込みください。
必要事項:参加者氏名(児童・保護者)、参加者年齢(児童の学年)、住所、電話番号、メールアドレス
申込先:FC大阪 Tel:06-6264-2411、Mail:info@fc-osaka.com
あと1ヶ月で2020年シーズンがキックオフ!
FC大阪がJリーグに参入するには、市民の力も必要です。みんなで花園へ応援に行こう!
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