約2週間後に開幕する日本フットボールリーグ(JFL)。
FC大阪は7月18日に宮崎で、ホンダロックSCと対戦します。

昨シーズンのホームでのホンダロックSC戦は3-1で勝利。
そんなFC大阪が2020年6月30日、日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)にJ3クラブライセンスを申請しました。承認の可否がわかるのは、9月末の予定です。
JFLとJリーグは別の位置づけのため、Jリーグに参入したいチームは、ライセンスを取得する必要があります。
J2リーグに上がるときにはJ2クラブライセンス、J1リーグに上がるときにはJ1クラブライセンスがそれぞれ必要です。
ライセンスの申請をするには、Jリーグ百年構想クラブを保有していることが条件。
FC大阪は、2020年2月25日に承認されました。
今回の申請での審査項目は大きく分けて3つ。
(1)競技基準
・クラブ直営、または関連法人が運営する18歳以下の育成組織を保有すること。
これはすでにFC大阪U-18があるため、クリアしています。
・プロ契約は3人以上保有すること。
これもすでに3人以上いるのでクリア。
・トップチームの監督はJFA公認S級コーチ取得者であること。
現在FC大阪を率いている塚原真也監督はJFA公認A級。J3参入までにS級を取得すれば問題ありません。
(2)施設基準
・ホームスタジアムの収容人員は原則として座席(椅子)で5000人以上とする。
東大阪市花園ラグビー場第2グラウンドを5000人以上入るスタジアムに改修予定。ライセンス申請から4年以内にスタジアムを改修すれば問題ありません。
・照明設備・常緑(常に緑色である)を保てる天然芝を常備すること。
スタジアムには照明設備が設置される予定。また、花園の芝はスクラムで負荷がかかっても剥がれにくいよう丹念に手入れ・管理されており、「常緑を保てる天然芝」も問題ないでしょう。
(3)財務基準
・運営法人については、現在の株式会社、公益法人(社団法人・財団法人。公益・一般の種別を問わない)に加え、特定非営利活動法人(NPO法人)の参加も認める。
FC大阪は、株式会社FC大阪が運営しているので、ここも問題なし。
・年次財務諸表を提出し、Jリーグの審査を受けること。その際、債務超過、または3期連続の当期純損失(赤字)を計上していないこと。
ごめんなさい、ここはわかりません。
この(1)〜(3)をクリアすると、ライセンスが交付されます。
しかし3つをクリアしても、必ずJ3リーグに参入できるわけではありません。
あと必要な課題は2つ。
課題1:Jリーグ理事会でJリーグ入会が承認されること
J3ライセンスを保有した状態で、Jリーグ理事会にJリーグ入会の申請を行います。
ここで審査されるのが観客動員数。「平均入場者数が2000人」を超えているかが主な審査基準。
今シーズンは、3試合目までの無観客試合が決定しています。観客動員数が条件に入るかの情報はまだ発表がないので、判明次第追記します。
審査基準は他にも、年間事業収入1.5億円以上というのもあり、11月末までに可否が決定。ここで承認が得られ課題2をクリアすると、無事J3リーグに参入できます。
課題2:年間順位4位以内かつJリーグ百年構想クラブを持つ上位2チームに入ること
課題1をクリアしたとしても年間順位で4位以内に入れなければJ3リーグに参入できません。さらに、Jリーグ百年構想クラブを持つクラブが4位以内に4チームあった場合、上位2チームしか上がることはできません。
現在、Jリーグ百年構想クラブを保有しているのはFC大阪以外では以下の6クラブ。
東京武蔵野シティFC
テゲバジャーロ宮崎
ヴィアティン三重
ラインメール青森
奈良クラブ
いわきFC
FC大阪がJ3リーグに参入するには、これらのチームに勝つこと。
今年の目標は「優勝してJ3に参入すること」なので、昨季優勝しているHonda FCにも勝たなければなりません。
先日チャリティーマッチとして、関西サッカーリーグDiv.1所属のレイジェンド滋賀FCと対戦しました。結果は4-0でFC大阪の勝利。
久々の試合としては上々の出来と言えるでしょう。
まずは開幕戦であるホンダロックSC戦で勝利して、勢いに乗ってくれ!

見たいのは選手たちのこの笑顔!
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